中間管理録 トネガワ ネタバレ と レビュー

「月刊ヤングマガジン」連載 「中間管理録トネガワ」【原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行】レビュー(ネタバレ含む)

中間管理録 トネガワ「旧友」(月刊ヤングマガジン2017年No.7 収録)

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月刊ヤングマガジン 2017年No.7 [2017年6月20日発売] [雑誌]

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  • 作者: 福本伸行,萩原天晴,三好智樹,橋本智広,吉谷光平,高田サンコ,佐木飛朗斗,桑原真也,明日乃隆,芹沢直樹,山田風太郎,せがわまさき,五十嵐健三,鳴見なる,麻宮騎亜,岡崎武士,楠みちはる,浦津ゆうじ,東直輝,柳沢きみお,安達哲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/06/20
  • メディア: Kindle版
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 過去

高校の同窓会に向かう車中の利根川。

部下の黒服山崎に「いいですね」と言われるも、「良くない、あんなものは過去に捕らわれた者達の現実逃避にすぎない」と言い返す。山崎に「それならなぜ参加するのか」と問われ、「若い頃に大口をたたいていたもの達が、どんな大人になっているかを確認する」と答える。

友人

 受付をすませるや否や、早速声の大きい友人に絡まれる。

次々と集まる旧友達を目にした利根川は「現実が上手く行かないヤツに限って、こういう場で無駄にはしゃぐ」と心の中でボヤく。

 努力

対照的に、成功を納めたもの達は、落ち着き払い談笑している。努力を重ねたもの達は、それなりに上手く行き、バカはバカのままだ、と思う利根川。

残酷

しかし、外見だけは年相応に変化していた。

童顔と言われた者は、ミミ毛ボーボー。

ハンサムと言われた者は、男性の顔のままハゲに。

真穂

そんな利根川の前に現れた香川真穂。フルネームで呼ぶ利根川に「マホ」で良いよと返す香川真穂。

利根川は、ふと、彼女の左手に目をやり、そこに結婚指輪を見つける。

告白

会場の外で煙草を吸う利根川。

香川真穂から告白され、フった立場であり、彼女に想いを寄せていたわけではないが、指輪を見て少しショックを受けていた。

 子供

そんな利根川の横に転がってきたボール。

何事かと会場(母校の体育館)をのぞくと、そこにはドッジボールを始めた同窓生達の姿があった。

もはや小学生だとボヤく利根川に「みんな子供みたいにはしゃいじゃって、しょうがないよね」と笑いかける香川真穂。

そこに猛スピードで近付くボール。利根川はそれを受け止めて「はしゃぐのもホドホドにしろ」と言い残して、その場を去り、帰ろうとする。

校歌

利根川を呼び止める香川真穂。

 もうすぐ先生達も来るから一緒に校歌を歌おうと誘う。

「いい大人が恥ずかしい」と断る利根川に「1日だけあの頃に戻るのも楽しいんじゃない?」と提案する。

「何度言われても歌いはしない」と言い切る利根川。

次回

先生達も到着し、校歌を斉唱する同窓会参加者たち。

香川真穂が目を向けた先にあるのは、ピアノを伴奏し、同窓会をエンジョイしている利根川の姿だった。

 

次回の同窓会は、10年後…

 

 「旧友」のレビュー

同窓会に批判的な態度で臨む利根川の姿に、「実はいじめられっ子だった」的な想像で読み始めてみたが、全く違っていた。いつもとは少し違った斬り口とテンポですすむ今回の「旧友」。

いつものクールなダンディーさはあまり感じさせずに、少し斜に構えたツッパリ感が、どことなく高校生を彷彿とさせる。

何だかんだ言いながら、最終的に同窓会をエンジョイできた利根川の姿に「ホッ」としたのは私だけだろうか?