中間管理録 トネガワ ネタバレ と レビュー

「月刊ヤングマガジン」連載 「中間管理録トネガワ」【原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行】レビュー(ネタバレ含む)

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中間管理録 トネガワ 第31話 「海老」

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無罪

喫茶店で利根川と話しているのは、拘置所から出てきた海老谷だった。 怪しいビジネス集団に関わり拘置所に送られるも、無罪で釈放されていた。(第17話「手招」参照) 「その節は本当にご迷惑をおかけしました」と、相変わらずパフェを食べながら利根川に詫びる海老谷。

単刀直入

利根川に呼び出した理由を聞かれた海老谷は単刀直入に用件を伝える。「帝愛をやめてもらいにきた」、と。 呆気にとられながらも利根川は「続けろ」と海老谷に言う。

ダウントレンド

海老谷は拘置所で出逢った井上という男に聞いた話、と利根川に語り始める。帝愛の様な悪質ファイナンス業はダウントレンドであり、辞められた海老谷がラッキーだと言う。これからはアイディア、ホームラン一発で他人を出し抜く時代だ、と。

エビロール

井上から話を聞いた海老谷が考案したというモノを利根川に見せる海老谷。そのモノとは、カラッと揚げたエビを丸ごと生地で包んだ「エビロール」という代物だった。

ブーム到来

原宿で若者3000人に、エビが好きか、を「Yes」か「No」でアンケートした結果、九割以上の人間が海老好きだと言うことが判明、空前のエビブームが到来している…と熱弁する海老谷を制止する利根川。

引き抜き

まさか自分を引き抜きに来たのかと海老谷に確認すると、自身満々の海老谷は、自分のアイディアと利根川の資金で 海老旋風を巻き起こそう!と意気込む。利根川は忠告する、エビなど大抵の者が好きで「Yes」と答えるはずだ、と。

試食会

翌日、帝愛の特別調理室には利根川チームと海老谷が集まっていた。海老谷が取り敢えず出来たてを食べてみてから決めてくれ、と相変わらずの熱意で、利根川によもやのエビロール試食会を開かせていた。

理由

海老谷がエビロールを作ろうと思った「15個の理由」 を説明しようとするのを制止する利根川。さっさと作れと言われた海老谷は作業を始める。

刺さる

高温の油に高級赤座海老を投入し、 揚がったところをサニーレタスに乗せ、タルタルソースをかけたら生地で巻く。そうして出来上がったエビロールを突きつけられる利根川。見た目に戸惑いながらも口にした利根川が一言「刺さる」。

飲食店勤務

口内にエビが刺さって痛い、と言う利根川。海老谷は慌てて山崎にそんな事は無いだろう、と聞き直す。山崎は一口食べた後のエビロールを「まさやん」にパスする。一口かじっただけで窓からエビロールを投げ捨てる元飲食店勤務の「まさやん」。

200kg

愕然とうなだれる海老谷に、解雇やら拘置所やら失敗が続き、一刻も早く挽回したい気持ちも判るが、一発逆転ホームランなどは積み上げた者にしか打てない…と、説得を始める。しかし海老谷は、絶対にイケると踏んで既に200kgの赤座海老を購入してしまった、と打ちひしがれる。

三万円

見かねた利根川は「丁度エビが食べたいと思っていた」 と、海老谷に三万円を渡し、自宅に送るよう言った。続いて山崎、権田、堂下、中田…と、海老谷からエビを買い取る黒服達。皆の優しさに泣き崩れる海老谷。

大胆

数日後、利根川のもとに届く海老谷からの手紙。 あの件以来、変に大胆なことをすれば良くない結果になるという自分の欠点を知った。愚かなことに、皆が冷凍海老を買ってくれるまで気付かなかった、海老の底力…。 海老反りで嘆く利根川、三万円返せ、と。

第31話 「海老」のレビュー

解雇されてもなお、騒ぎの絶えない海老谷が再び登場する31話。もはや部下でもないのにいつまでも面倒をみてやる利根川の優しさ、その背中を見ている黒服達もまた、優しさに溢れている。ブラック中のブラック、漆黒の帝愛社員とは、かけ離れたイメージの中でで繰り広げられる人情劇。そこに登場する「まさやん」もまた、利根川チームの温情に包まれた象徴だ、と感じたのは私だけだろうか?