中間管理録 トネガワ ネタバレ と レビュー

「月刊ヤングマガジン」連載 「中間管理録トネガワ」【原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行】レビュー(ネタバレ含む)

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中間管理録 トネガワ 第21話 「講習」

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 エスポワール

 悪魔的企画、限定ジャンケンの第1回リハーサルの為に、豪華客席エスポワールに召集された帝愛ファイナンス新入社員たち。各自が多重債務者だという気持ちで緊張感を持ってプレーするように指示する利根川。

生き残り

モニター室で、他人を出し抜ける強者のみが生き残る知略的かつ悪魔的ジャンケンゲームの展開に期待を膨らませる利根川。

礼儀

利根川の思いとは裏腹に、ゲーム会場では新入社員同士の礼儀正しく他人行儀なやり取りで、粛々と単なるカードジャンケンが繰り返される。

誤算

新入社員のカチッとした堅苦しい、リアルさに欠けたリハーサルの様子。利根川チームの部下達を混ぜたいが、その部下達も全員テーブルの中の人間計測器と化している。

多重債務者

誤算にうなだれる利根川チーム前に姿を現したのは、帝愛傘下 遠藤金融社長の遠藤だった。新入社員による多重債務者感ゼロのリハーサルを自分が変えてみせると言う。

開講

そうして遠藤による新入社員たちへの指導が始まった。新入社員に各が持つ多重債務者へのイメージを聞き出す遠藤。答える新入社員に対し、本物の多重債務者は新入社員たちの持つイメージの枠から外れた「斜め上」の奇天烈な行動をとるという。

渡辺君

遠藤が説明するよりも本人の話を聞いたほうが早い、と講義に呼んだのは現在進行形の多重債務者、渡辺君だった。

第1問

親戚のコネで就職した渡辺君、早速会社の金をパチンコに使い込んだ事がばれる。営業中に上司から直ぐに会社に戻るように電話を受けた渡辺君がとった行動は?

正解

新入社員たちの予想する答えは どれも平凡で、なかなか辿り着かない正解。遠藤は渡辺君に正解を教えるよう指示する。

渡辺君の答えは「終電まで山手線に乗っていた」だった。家に帰るのは流石に悪いし、かと言って会社にも戻りたくないからそうするしかない、と言う。

第2問 

渡辺君の借金を返済するため、母親が親戚中から何とか掻き集めた200万円を、返済には充てず競馬に注ぎ込み、全額すってしまったその理由とは?

正解

苦戦する新入社員、渡辺君の答えは「競馬が好きなんです。その時期、風邪を引いたり鍵をなくしたりで嫌な事が多かったので、気分転換、自分へのご褒美」と言う。

第3問

驚愕する新入社員をよそ目に、その後数時間、遠藤による多重債務者講習は続けられた。

仕上がり

翌日、悪魔的企画限定ジャンケンのリハーサル会場。利根川から講習の成果を問われる遠藤。「完璧」と報告する。

そこに現れた新入社員たち、その表情は既に生気を失い「亡者の群」と化していた。

 

第21話 「講習」のレビュー

本番の会場まで用意して臨んだリハーサル。しかしながらゲームのリハーサル参加者に新入社員を起用したことにより、欠落したリアルさ。普段は頼りにならない部下達の力を借りたいがそれも叶わない利根川。

新入社員が即戦力にならない様子を、独特の切り口から表現した第21話。

来春の新入社員たちに不安を感じつつも、渡辺君よりはマシだろう、と淡い期待をしてしまうのは私だけだろうか?