中間管理録 トネガワ ネタバレ と レビュー

「月刊ヤングマガジン」連載 「中間管理録トネガワ」【原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行】レビュー(ネタバレ含む)

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中間管理録 トネガワ 第12話 「大砲」

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残業

独りオフィスで残業する海老谷。 そこへ歩み寄る利根川、

昼間のコンペは残念だったなと声を掛け、海老谷を呑みに誘う。

2人が向かったのは海老谷がコンペで会場に推した和食ダイニング。確かに良い店だが、狭すぎる点や曲がった事が嫌いな店長が、悪魔的ゲームの会場には向いていないと海老谷に教える利根川。

 流れ

なぜ向いていないのかが理解できない海老谷に、利根川は問う。広さ、秘匿性、意外性が求められているという会議の流れを読めなかったのか?と。

100の理由

分煙やウォッシュレットなど、多重債務者には不要な気遣いを100も用意してきたことも指摘する利根川。海老谷は、ぽつりと「最近妙に焦って調子が、、、」と謝る。

マイペース野郎

利根川は言い当てる、佐衛門三郎二郎の活躍ぶりに焦るのだろう、と。海老谷は年下で同期の佐衛門三郎の事を「いけ好かないマイペース野郎」だと思っていた。しかし、彼がどんどん評価されていく事に焦っていた。

 違い

そんな海老谷に利根川は問う、佐衛門三郎と海老谷の違いは何だと思うか、と。的外れに「髪型?」などと答える海老谷に利根川はズバリと指摘する、その差はスケールだと。

スケール

佐衛門三郎が出すアイデアと海老谷が出すそれとの間の大きな違いはスケールの大きさだと諭す利根川。

一週間後の限定ジャンケンカードデザインのコンペで利根川を驚かせてみろ、と海老谷に発破をかける。

 照準

利根川は確信していた。海老谷の仕事に対する熱量は誰よりもあるが照準がずれている、言わば「ズレた大砲」であると。その照準さえ合えば、佐衛門三郎と海老谷は、利根川チームを引っ張る存在になり得る、と。

そんな利根川に海老谷は、次のコンペで利根川を驚かせてみせる、と宣言した。

 通信

利根川は今回のコンペにイメージを持っていた。11人の部下達はそれぞれバラバラに自分の道を歩いてはいるが、唯一「通信」だけは出来る。そしてその通信によって、人は人を変えうる、と利根川は考えていた。

パイロット

利根川に海老谷が「驚かせてみせる」と宣言した翌日、成田空港には兵藤会長の怒声が響いていた。乱気流で揺れたことが気に食わず、パイロットをクビにしろ!と、怒りを露わにしていたのだ。

手形

 機嫌の悪い兵藤の前に立ちはだかる1人の男、その手にはバケツと紙が持たれていた。警戒する兵藤の護衛達。しかし、その男は海老谷だった。兵藤会長の前に土下座し懇願した。

グー、チョキ、パーの三種類、手形をとらせてくれ、限定ジャンケンのカードデザインに使いたい、と…

 大誤算

この一件で海老谷は解雇、利根川も減俸。利根川が海老谷にとった「交信」によって変わった照準。まさかの暴走、自爆だった。バラバラの道を歩む11人の部下達は10人に減ってしまった。大誤算の結果に利根川は一言「驚かせすぎだ、、、バカ!」

 

第12話 「大砲」のレビュー

 出来の悪い部下を見放さず、暖かくアドバイスをする利根川の姿は中間管理職としては見上げたものだ。なかなかできない自分に反省する。スケールの大きさが大切である事は間違いないが、受け手の照準がずれていた場合、その結果も大きく変わる、という忠告、教訓といったものを感じたのは私だけだろうか。