中間管理録 トネガワ ネタバレ と レビュー

「月刊ヤングマガジン」連載 「中間管理録トネガワ」【原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行】レビュー(ネタバレ含む)

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中間管理録 トネガワ 第9話 「角度」

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 追い込まれた

 企画書を提出できなかっただけではなく、不覚にも映画観賞で居眠りしたことで兵藤会長の心証も悪くした利根川。企画書の提出期限は5日後に迫る。

好機

 とは言え、5日もあれば必ず企画書提出のチャンスも訪れるだろうと期待する利根川。そこに慌てて飛び込んでくる部下達。明日から兵藤会長が10日間のハワイ旅行に出かけるという。

 タイミング

つまり企画書提出のチャンスは今日しかない。提出するなら今しかないと利根川を急かす部下達。しかし、兵藤会長の機嫌の悪いときに提出すれば却下されることも考えられると部下達を制する利根川。

部下の山崎

利根川は気づいた、利根川チームに配属される前に山崎が兵藤に仕えていたことを。山崎に兵藤会長の機嫌がいいタイミングの見分け方を知らないかと迫る。

生まれつき

終始不機嫌、生まれつき不機嫌ともいえる兵藤の機嫌がいいタイミングを見つけることは難しいと困る山崎。

ゴールデンタイム

しかしついに山崎は思い出す。短い時間ではあるが比較的兵藤の機嫌がいいタイミングを。

それは帝愛本社にある兵藤和尊専用大浴場「王の湯」から出てきた直後の兵藤。

 刹那

しかしゴールデンタイムの時間が短い。風呂上がり直後から数メートル先の寝室までの間、およそ20秒程度。

角度

機嫌が良いと判断する目安は「角度」。

兵藤の眉毛の角度が40度以下であれは比較的安全圏。40度を越えるとレッドゾーンだという。山崎は更に加える、風呂上がりの兵藤が一見穏やかそうに見えたとしても、必ず眉の角度をチェックしろ、と。

五分五分

風呂上がりに比較的機嫌が良いという兵藤会長。しかし機嫌が悪いときもあるという。利根川は細い可能性に掛けて「王の湯」の前で兵藤が風呂から出てくるのを辛抱強く待つ。

乾燥

大浴場の出入り口に兵藤会長の気配が迫る。眉の角度を見逃すまいと構える利根川。そしてついに現れた兵藤会長。

その表情は?食い入る利根川の目に飛び込んだのは「顔パック」

季節は秋に差し掛かり、兵藤は肌の乾燥が気になりスキンケアを始めていた。

 提出

眉の角度は愚か、表情ひとつ読み取れない利根川は企画書の提出を断念した。

  

 第9話 「角度」のレビュー

 企画書の提出のタイミングひとつにも上司の機嫌の良し悪しを伺う利根川の姿に、自身の日常が重なる読者も少なくはないはず。理不尽だが逆らえない圧倒的な立場の差。

ここにもまた、中間管理職の哀愁が如実に表現されている。